オランウータンとかマレーグマとかピグミーゾウとか…?
はたまたホーンビルとか?
いやいや、どれも違う!!!
ボルネオ島で最高にテンションが上がりすぎてドン引きしたのは巨大アリ!!!
その名も「Dinomyrmex (gigas)」。
日本語カタカナ読みだとディノミルメックスだけど、正確にはiとyを発音しないように聞こえるので敢えて巨大アリとしときまひょ。発音的にはドノーマメックスな奴です。
ガチでビビる大きさです。
このアリと出会ったのはタビンワイルドライフリゾート。
私はかなり目が悪くて近視、乱視、老眼が混ざっています。眼鏡を外すとほとんどなにも見えないのですが、こんな場所なので汗をかいて洋服の袖で汗を拭う仕草をしたときになんとなく視界に入ってきたゴソゴソ動く気配がアリでした。
すごくないですか?その程度の仕草で気配を察知するほどデカいアリって!!!
例えて言えば道端で10円玉がウロウロしてる感じです。
ウィキにも出てくるコイツです。
ウィキにも書かれていますが体長は約2cmぐらいです。
いや、日本で2cmのアリなんて見ないでしょ?
2センチですよ!!!
ちなみにボルネオでわりとよく見かけるオオアリは下の奴です。
これも1cm越えで日本のアリよりもグラマラスなボディに艶があり「えげつないデカさだなぁ」と思って眺めたのですがドノーマメックスはこの2匹が合体した大きさよりも更に大きいので恐怖すら覚える生物です。
この種の巨大アリの女王アリは500円玉ぐらいの大きさだそうで、それはもう、よっぽど昆虫が好きじゃないと触るのもはばかるようなサイズです。
以前にメモしましたがタビンワイルドライフリゾートは自然を壊さず、地形に建物を合わせるように設計されています。だから急勾配な階段もあります。
泊まらなくても想像できると思いますが、自分の部屋が上の方だとテクテク歩いて上がりますが、自分の部屋が下だとわざわざ他人の部屋を通過するような場所へは行かないのが人間の習性です。
たまたまですが私は上の方の部屋にしてもらいました。もちろんレストラン、レセプション、エントランスから一番遠い場所ですが、上の方でこのアリを拝めただけで「ヒルロッジに泊まれて良かった!」なんて思いました。
帰国後に写真を見ても「凄いインパクトのアリだったなぁ」と思うほど。
いや、ほんと、写真だと全く臨場感が伝わらない!こんなデカいアリを見たことがない日本人だと勝手に脳内リサイズしちゃうほど井の中の蛙な大きさ!
じゃれあってるだけなのか、本気で喧嘩してるのかも分からないほどの存在感で階段を這い回っていました。
この10円玉アリがそこらじゅうでウロウロしているかと思うとB級ホラー映画のような怖さがあります。こんなのが客室内のベッドの上を這い回ることを想像しただけで鳥肌なデカさで。
滞在中に何度も眺めてデカさを堪能しました。
アリ好きにはたまらない天国のような場所です。
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