以前「キリマンジャロ登山 個人手配旅行のイロハ」で「Summit 2 Sand Safaris」という旅行会社のお世話になり、その窓口として Mr.David Livingstone という有名人がいることをメモしたのですが現地での出会いが斬新だったのでメモです。
私は2018年2月に入ってすぐにアフリカに飛びました。トラベルバディとは現地集合&解散の予定にしておりホテルで待ち合わせの段取りでした。合流当日は飛行機到着時間までたっぷり時間があったので午前中に合流ホテルへ向かい、フロントで荷物を預け、モシ市内の露天を見たり、市場をウロウロしたり、土産物屋を覗いたりしていました。
お昼少し手前だったと思いますが、日本でバディと打合せしていた時に「お土産リスト:ティンガティンガ、タンザナイト」と書かれていたことを思い出しつつ「町中でまともな商品は無いなぁ」と思って一息ついていると、背後から背中を叩かれ声をかけてくる現地人。なんとその人物がデイヴィッド・リヴィングストンその人でした。
恐るべしデイヴィッド・リヴィングストンの嗅覚!
その会話を再現しますとね…
David : 私、デイヴィッド・リビングストンって者だけどなにしてんの?
私 : ブラブラしてるだけ。
David : キリマンジャロ登らないの?うち、お手伝いできるよ。
私 : 明日から登る予定だよ。
David : もう予約してんの?うちでも登れるよ。どーよ。
私 : てかね、私、あなたの会社で登るんだけど…。
このとき私も徐々に「ん、これってすごい確率でハンティングされてね?小さい町といってもこれだけの広さの中で出会うって奇跡だな」と気付きながら自分がお世話になる旅行会社の名物兄貴であることに気づいたのでした。
David : え?マヂで?
私 : 今日飛行機で到着する日本人が予約してるでしょ?
David : ん?あーた、相方?
私 : そーなの。
David : これから空港まで迎えに行く予定なんだ。一緒にいくかい?
私 : え?いーの? 行く行く!
嘘のような本当の話し。
この後モシでは最も有名なUnio Cafeで一息ついて空港へ出迎えに行くのですが、このお店で佇む韓国人男性も登山勧誘。この手の勧誘は怪しさ満点なわけですが、私が「申し込んでるよ。明日から登る」と伝えるとデイヴィッドの話を聞き始めたものの、マラングルート一択で検討中だったようでマチャメルートでの勧誘失敗。
ということで空港へ向かったわけですが、実はこの男性が本当にデイヴィッド・リヴィングストン氏である確証は一切なく、互いに何の根拠もないままに信じ合い空港へ向かいました。
後日談として確かに「Summit 2 Sand Safaris」の Mr.David Livingstone 氏であることが分かったのはキリマンジャロ下山後にモシのホテルを去る際にデイヴィッドから渡された名刺を見た時でした。「名刺出すの今かよ」的タイミングでしたが、既に登山を堪能した後ですから問題ないわけですが…。
それにしてもデイヴィッド、登山をご一緒していないので顔を見て話す機会が少なかったのですが、つぶらな優しい瞳の御方です。他の写真に写る瞳も優しさに溢れております。本当に。過去の参加者もベタ褒めのナイスガイは2018年現在もナイスガイでした。
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