山と寝袋(sleeping bag)

アフリカ

シュラフという言葉は知っていても、一度そういう趣味から離れると記憶はどんどん忘れます。一応若い頃から持っているテントやシュラフの詳細までは思い出せませんが、山ではテント泊ということで、そろそろ準備をはじめねばと思い始めています。

で、日本も1月22日未明から雪が降り始め首都圏は雪まみれ。1月23日は白根山が噴火したそうで、色々と想像外のトラブルも起こっています。私の台所に置いてあるオリーブオイルが白濁していますから室内温度も10度以下ということになります。今週の日本は一年でも一番寒い気温だったと思います。

そこで…

山腹の夜は約0度らしく「ちょっと勝負感あるなぁ」とか思いはじめ、押入れで埃を被っていたシュラフを引っ張り出し室内で試し睡眠しました。そうは言ってもよくよく見るとボディーもバッグも破れており久しぶりに裁縫。あまりの寒さに手がかじかんで玉止めも一苦労でした。

もとい、室内とは言っても一年で一番寒いであろう時期にテストというのはアリですよね。案外「2月に登る」案は体の感覚が極寒を覚えている状態で突撃できるので良いかもしれませんね。

やっぱり旅の内容が「登山」って特殊なんだなぁ

以前「最近は敷布団無し生活」ということをメモしたのですが、本日は更にシュラフで寝てみたわけですが、一応暖房ゼロ。パソコンのような発熱する類の家電も全てスイッチオフしてみました。その感想は、ボディは全く問題なしでしたが顔が寒い!特に(呼吸しているせいか)鼻がチベタイ!キンキン!半端ない冷たさでした。

ただ、これも想定していたので持参予定のダウンジャケットを顔に被せてみたところ完全なる二度寝でした。恐るべしウルトラライトダウンジャケット(ノーブランド)。たぶん現地での利用価値アリと判断しました。

一応ジャケットの購買履歴を遡って見たところ2014年に2,500円で買っており、既に販売終了製品ですがスペックを見ると表地:ポリエステル100%、裏地:ポリエステル100%、充填物:ダウン80%・フェザー20%、中わた(フード部分、衿部分):ポリエステル100% 」でした。やっぱりダウンやフェザーの保温力は凄いですね。既に4シーズン目ですし現地でボロボロになっても悔い無しです。似たような製品は山ほどあります。

後は暴風対策ですが、これも限度がありますよね。

山登りって縦走でテント泊を始めると日々疲労が蓄積され、それを睡眠で補修する作業が必要ですが寒くて寝れないと全く疲労が取れない経験は多々なので、どこでも平然と寝られる準備は必要だなぁ、とか思っています。満員電車で立ってでもレム睡眠される方ぐらいの図太さを発揮せねば。

で、話は戻りますが、最近のシュラフを見ていると昔と違って細分化されまくっていて商売っ気プンプンですが、一般的には3シーズン用を買うことが多いと思いますが、山のシュラフで気温が0度となると最低でも「-10度対応」とかが必要でしょうし、そもそも寝るための道具ですから本当に睡眠できる状態を作るには「-20度対応」というものも選択肢になるわけです。

ちなみに私が持っているものは一応「-10度対応」なんですが、が、が、超有名ブランドでもなくちょっと心配。ポイントは「重量」と「中綿」ですね。その結果がお値段。

そのポイントとなるのが中綿に使われている素材で、これも充填物が「綿、ダウン、フェザー、ファイバー(ポリエステル)」と様々。たぶんダウンが一番軽いはずですが水洗いでジャブジャブとかは出来ません。軽ければよいということでもなく、保湿性、通気性も大事みたいですね。

一応2018年1月段階で勉強した感じですと-10から-20度に耐えうる仕様だとシュラフの重さは1.8kgというのが平均のようですね。ただ問題はその重量。1.8kgも相当軽いですが山登りは数百グラムでも減らしたいと思うのが8合目、9合目の心理。そこはポーターさんの力を借りられるとは言っても重量コントロールは大事。

今回旅の荷物準備で遵守していることは「全アイテム重さ1kg以下にすること」です。どんなに重くても1アイテム1kg以下。そもそも水まで背負って歩きますからとことんまで軽いに越したことは無い。し、か、も、自分の贅肉をそげ落とせない自業自得な体型を変える時間すら無い中ですので、それはミートテックとして活用する以外に用途なし。

で、手元に持っているシュラフは約1kgなので軽い部類なんですが「はたしてこんなレベルで耐えられるのか」という疑問を抱きつつ、現地では耐寒用シュラフをレンタルできることは知っているので、最悪「レンタル+1kg重ね着」利用として持参予定です。

寒さが体力を奪うことを嫌というほど知っているので「横になったら外は暴風でも熟睡したい」とか思う派で、その経験もピチピチだった20代の話し。ここ数年のボディは全くメンテナンスされていない体たらくなので、ここだけは慎重に、とか思っています。

デザインを重視するとポートランド発祥ブランドのPOLeR辺りは人気がありそうですよね。手足が外に出せて着たまま歩ける防寒性も備えていたりします。が、いちいち旅のために買っているとお金がいくらあっても足りませんのでファッション性は一切無視な旅です。在るものを使うだけ。

目下、トレッキング用の靴を2種類持っているのですが、どちらにしようか悩んでおります。ガチガチの登山靴にするか、柔軟性を選ぶか…。足も大破するパーツは想像できるだけに足回りも気になります。睡眠と足回り以外は殆どノーガードですが…。

それにしても平地は30度近いわけで寒暖差だけでゾッとします。

キリマンジャロ登山 マチャメルート 3日目

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