帰国して1週間以上経ちますが放浪し過ぎたせいで時差ボケもなかなか抜けませんね。頭部全体の皮は現地で2度剥けたので日本では「単なる色黒のオッサン」ですが帰国後の寒さで長袖を着ていると腕の皮は絶賛脱皮中ということに今頃気づきました。
日本では(昨年で収束しそうな雰囲気だった記憶があったので)森友問題が話題ということに驚きました。久しぶりに「伏魔殿」という言葉を思い出しています。
それはさておき今回の旅行はライフタイムでみればごく一瞬の出来事ですが日々の生活としては超非日常!であり「全日常を止めて1ヶ月ぐらい旅に出るのは大切なことだなぁ」と思いながら現地で唯一の日本語情報源だったブラウザからのNHKラジオニュースを聴いていたら、日本人の辻一弘さんという方がアカデミー賞を取られたとか。ちょっとびっくり。ちなみにブラウザで聴く理由は22時からのNHKジャーナルも画面変遷なく操作できるからです。
年齢が近いこともあるせいか発言内容がグッときました。そのメモです。
ラジオを聴いたあとで色々と調べているとインタビュー動画などにも辿り着きまして、この方が話される内容はどこでもだれにでも一貫した内容ですね。書き起こすほどの詳細なメモは取れませんでしたがこんな内容でした。
- 日本でも頑張れるけど何事にも安全な国で緊張感や危機感が無い
- だから1ヶ月以上海外に住んでみること
- すると緊張感や危機感と実現力との差や劣等感を理解できるようになる
- 理解できたら人と違うことでも勇気を持ってトライしてみること
- それを始めたら、選んだ自分を信じて成功するまで10年続けること
(追記 : 2018.03.30)
ちょっと気になって記事を探したら類似内容が出てきました(←リンク切れ)。この文字もいずれは消えると思うのでここにも残したいと思います。
日本の状況で、夢を持ちづらいと思うんですけど。
割と安全なんですよ、日本って。
快適だし、ここで住んでいてこのまま死んでも問題ないと思う。
生活しやすいし、安全で危険を感じないから、
それでハングリー精神なんか出てこない。
より頑張ってもどっちみち一緒だから、この程度でいいかと思ってしまう。
『自分が何をやりたいか』見極めるのが非常に大事で。
親きょうだいとか先生、他人の意見を絶対に聞かない。
絶対に後悔するんで。
本当に自分のやりたいことっていうのは、自分にしか見えないわけですよね。
あと、すでに出た答えに沿ってやらないというのが大事だと思います。
本当に自分のやり方、やりたいことに組み合わせていかないと先に行かない。
違うことをやらないと達成がないわけですよね。
それは前例の無いことなんですよ。
こで怖がらずに、一歩踏み出すというのが大事なんで。
それは自分を信じないとできない。
もちろん不安もあるでしょうし、劣等感もあるでしょうし、
それはついてくる、当たり前なんで。
そこで大変なことをして一歩踏み出したら、
その次はどんどん簡単になってくんで、
それは止まらないでずっと続けること。
自分のやりたいことを見つけて、
誰から何言われようと突き進んでいかないと。
人を傷つけない限りは、何をやってもいいと思うんですよね。
これはNHKのTV番組で話されてた言葉です。「親きょうだいとか先生、他人の意見を絶対に聞かない。絶対に後悔する」と!私もちょっと似てますが違います。意見は聞きますが決断する時は真逆のことが多い^^;
〜〜★〜〜
アカデミー賞という誰もは貰えない賞を貰った人が語る言葉です。何を持って成功者と言うかの定義はわかりませんが「素晴らしい」と思ったら素直に行動してみるのが早道かもしれません。
Go a LONG WAY !!
私はその辺のただのオジサンですが、この「1ヶ月以上海外に住んでみる」というアドバイスは的を得ていると思います。
日本と全く違う緊張感、危機感、不便さ、不自由さを味わうと、それに上手く対処できる自分と大失敗する自分が明らかになります。これが辻さんの言われた劣等感や嫌悪感につながります。
今回の旅は若い頃に比べると旅を楽しむ準備、ゆとり、方法などが上手になった面もありますが、大失敗というのも多々です。その原因は押し並べて日本の常識的感覚で対処を試みたせいです。「その方法はウチの国では通用せんよ」ということを身を以て学ばされて凹むことは数知れず…。本当に。
そうしてウロウロしているうちに「こんなことができる」「こんな楽しみ方がある」「これも立派なサービスだ」みたいなことを色々と考え始め、考えているうちにだんだんと「なんで誰もこれをしてないんだろぅ?」ということも気になってきます。これが正に「人と違うこと」に気づくきっかけだったりします。
こうして旅を終えると、ネットだけの常識、自分だけの常識、家族だけの常識、日本だけの常識が相対的に眺められるようになります。これをちょっと凹むぐらい肌で感じられるのが「1ヶ月以上の旅」だと感じました。世の中に絶対ナシ!
当初は「もういい歳したオッサン年齢だしこんなに遊べるのも最後だなぁ」なんて思いながら出発しましたが、戻ってみると「体力が続けば人生でもう1度ぐらいは長旅を楽しみたいなぁ」という心境の変化も。
でね、自分のここ数年の傾向を振り返り「10日間前後も結構長い旅だと思うけど感覚が違うなぁ」なんて考えていたのですが大きな違いは日程が短いほど「目標にも満たない旅」になるような気がします。それはリラックスとか骨休めレベルなんですね。当然見るもの聞くものに対してストレスを減らす行動になりますよね。私はそうでした。
一昔前だと「そろそろバーゲン時期だ」とか言って出かけていましたが、もはや全世界どこで買っても似たり寄ったりの値段ですしネットで買ったほうが安くて楽だったりするので買物目的の海外渡航は転売バイヤーぐらいのことで「買物って目的以下の行動かぁ」などと妄想しております。
ということで亀更新ですが少しずつ思い出を綴りたいと思います。
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